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DJ SIN-NO-SKE ”THE DEAL” 発売記念インタヴュー(蔵出し) 2

DJ SIN-NO-SKE ”THE DEAL” 発売記念インタヴュー続編です。
前回と同じく、2015年10月に収録したものですが、
新作、ROUTE19が発売されたいま読んでもとても興味深い内容となっています。

当時、レコード店をくまなく堀り、生活費をレコードにあて、レコードとCDを運びながらDJをしていたSIN-NO-SKE
そして現在も当時と変わらない生活をしているであろう彼のレコードは増殖を続け、
DJプレイは強度を増している。

気になった方は前作”THE DEAL”、PAReDE特典ミックス、KINGPINZ特典ミックス、
そしてこちらをチェックしてみてください
Hi-ROOM'S A CALLER #053 / DJ SIN-NO-SKE
↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.likethis.jp/4074
こちらではTEE-$HORT,MASS-HOLEもミックスを提供しています
意外な人もミックスを提供していたりで面白いので聞いてみてください。
それではインタヴュー第二弾お楽しみくだされ


DJ SIN-NO-SKE ”THE DEAL” 発売記念インタヴュー(蔵出し) 2
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そういうのはお父さん的な感じで見ちゃいますね。えがったえがった。
=MASS-HOLE



Q. = インタヴュアー
S. = DJ SIN-NO-SKE
M. = MASS-HOLE

Q.DJの師匠みたいな人はいる?

S.高校生の時に出会った地元の先輩で、自分より10コくらい上の先輩なんすけど、
スクラッチとか機材のシステムに関してとかいろいろ教わりました。

Q.高校生だと、かわいがられるじゃろ?

S.そうですね、 その人は路上叩き上げみたいな人で夜の遊び方とか、良いことも悪いことも同時に教わりましたね。
自分もまだ子供みたいなもんだったから育ててくれて感謝してます。

Q.レコードどこで買ってた?

S.地元のレコ屋ですね。あとシスコの通販とか。駅前にzeroniroku recordsっていうお店があって今年なくなっちゃったんですけど、
そこで音楽の幅は相当学んだっすね。

Q.SIN-NO-SKEはけっこう幅広いもんね。90’sとかもかけるし最新のもかけるよね。他のジャンルもけっこう持ってるよね?

S.そうですね。zeronirokuに通いだしてからはジャンルに拘らないで何でも聴いてたんでテクノとかも全然聴いてましたよ。
高校生のとき店主が"PremierとかPete rockもテクノ聴いてるよ"って言ったから。
BasicChannelとか、rhythm&soundとか好きでしたね。暗いやつ。笑 あとHOUSE。

Q.PCを持ってなくて、DJプレイはすべてレコードとCDって本当?

S.そうです。PC持ってないんですよ。恥ずかしながら。だからCDでやるときは友達の家で1枚にまとめてもらったりしてます。
Recも友達の自宅兼スタジオみたいなとこでやってます。

Q.セラート買おうとは思わないの?

S.全然欲しいんですけどその金でレコードとかCD買っちゃうんですよ。誰か売ってください。

Q.家の機材はシンプルにタンテとミキサーのみ?CDJも?

S.CDJもあります。あとカセットデッキ。あとはアンプで音を出すのみです

Q.レコードは何枚くらいある?ネタもいっぱいある?

S.もう数えてないですね。1万は越えてるんじゃないかなぁ。SOULやJAZZも好きです。

Q.幅広いよね。レコ屋いったらジャンル関係なく全部みてたもんね。

S.そうですね~。片っ端から見ちゃいますね。大体、友達を外で待たせるみたいな。

M.地方行っても俺けっこう抑えててなにも買わないのに帰りにノスケだけ荷物やたら増えてるみたいな。

S.そうっすね 笑 俺なんかは安ければ買っちゃうって感じですけどマスさんは1枚1枚しっかり試聴して
間違いないのしか買わないからスゲーなって思いますね。大人買いだなと。最初ブックオフとかでCD掘ってましたね。

M.俺もブックオフで”ブラックジャック”、高校生の頃万引きして怒られた。

S.笑。万台書店っていうリサイクルショップみたいなところに学校終わりに寄ってディグって、
でも一気に買えないから端っこに自分コーナーみたいなのつくってちょこちょこ買ってたんですよ。
それを何度かやってたらある日、"そこのおまえ、勝手に並び変えんな"って貼り紙されてましたね。笑
部活やってる頃とか金ないから母親にもらった昼飯代1000円を握り締めてCD買いに行くっていう。

Q.メシを我慢して、よくこんなに大きくなったね!

S.おかげさまです。やっぱ最初は全然アーティストとかわからないから片っ端からもうとりあえず黒人写ってるジャケのを買って。
でも中にはやっぱりダサいなってのもあって。

Q.また売りに行ってみたいな?

S.いや売らずにとっておいて。

Q.今聴いたらやばいみたいな?

S.そうですね。もうどうしようもないやつもあるんですけど、R&Bとか当時はハズレだ~って思ってたのが、
普通に聴いてたら意外と良く聴こえてきたりして。で掘ってくうちに分かってきますよね、
ジャケやレーベル、曲名、プロデューサーとかで。その時の嗅覚みたいなのは今も生かされてるっすね多分。

M.昔いつだっけ?松本にDJで来てもらったときはダブとかかけてたし。

Q.ジャズとかも?

S.ジャズも好きです。ダブも。結構なんでも聴くっすね。それはHIPHOP聴いてたから自ずと広がって行ったんだと思います。

M.最初ノスケ見たときにCIAのワンダブのビートにその場でブレンドとかしてて面白いなって。

S.MONJUの曲かなんか。issugiさんの"newday"かな、確か。ブレンド好きでよくやってましたね~。

Q.二人の出会いはその時?

M.いつ会ったか全然覚えてないんだよね。

S.俺、昨日のことのように覚えてますね。”こんな夢を見た”っすね。

M.あ~。

Q.”こんな夢を見た”っていうイベント?

S.上田の”地下鉄CREW”っていう人たちがやってたイベントで、それにマスさんが来てて。

Q.それは何年前くらい?

S.2007,8年くらいだったから。

Q.MEDULLAが1st出した頃だね?

S."BOOZE BOOZE STICKY THING"の頃ですね。その前に最初の12インチあったじゃないですか?あれzeronirokuで買ってて。
あれ当時普通に買いました。メンバーに松本の人がいるって噂になってて。
まだ実態とか全然分からなかったんですけど長野にもアナログきってる人達いるんだ~って。

Q.最初誰かに紹介してもらったの?

S.いや、俺が話しかけたっすね。ブーキャンのロンT着ててそのロンTやばいっすねっていう他愛ない会話から
スミフンよりCOCOA BROVAZの方がヤバいって言うやつの方が信用できるみたいな話しで盛り上がって、
おもしろい人だなーって思ったの覚えてます。

Q.MASSはやさしかった?

S.凄いやさしかったですよ。その時にレコードくれましたもん。BOOZE BOOZEの12インチ。俺すでに持ってたんですけど。

Q.すでに持ってたと、一枚売った?

S.売ってないすよ!ド頭イントロ2枚使いです。

M.なんか”FAME”っていう箱で違う日にノスケのDJ聴いたら凄いHIPHOPゴリゴリになっててこいつやべーなって。

Q.どういうきっかけで一緒にやるようになった?

S.京都ですよね。

M.そう、京都。それまでASAMOANとやってたんだけど、ASAMOAN結婚して子供できてあんまり動けないってなって、
MEDULLAも止まったりしてて、俺もソロでやろうって思ったときに、ノスケのDJ聴いてこれは話早いわって思って。

S.いきなり電話きたっすね。仕事帰りに。それまでは松本のParty遊びに行った時とかに会うくらいで
普段遊んだりはしてなかったからびっくりしましたけど内心、ついに出番来たなってぶち上がりましたね。

Q.一回やってもらってよかったとか?

M.一回目は失敗したよね。

S.一回目は酷かったですね。俺が・・京都・・・。あれはかなりヘコんだっす。もうクビだなって思った、、。

M.YUK君とかと一緒のblackbox。

S.そう、YUKさんのLiveかっこよかったな~。

Q.バックDJ自体はやったことあった?

S.ほとんど無かったですね。地元の友達くらいで。最初は余裕っしょって思ってたんすけどいざやると難しいですね。

M.イメージで孤高みたいな感じだったんですよ。ノスケだけ全然色が違って。
他の人はカラフルなヒップホップなのにノスケだけ”STAND ALONE”みたいな。

S.地元にもかっこいいDJはもちろんいるんですけど自分みたいなタイプはいなかったんじゃないかなと思います。
だから逆に自分もマスさんに出会った時は最初DJだったかな?完全にやられたっすね。黒光りどころじゃなくてもう衝撃。
その後”BLUNTS LIKE A GUNFIRE”が出てBeatも聴いて正直、完全に負けた!って思いしましたね。
やりたいこと全部やられてるなって。

Q.じゃあ相思相愛ってこと?

S.俺はそうですね。この人とできないならやってきた意味ないと思ったくらいなんで、
最初バックDJの話しもらった時とか本当に嬉しかったから、絶望が希望に変わるみたいな。

Q.ライブ先で揉めたりしないの?

M.全然ないよね?

S.ないですね。

Q.ムカついて、無視したりとかしないの?

M.ストレス全然感じないですね。話が早いです。ライブあるときは平日長野から車で来てくれて、スタジオ入っての繰り返しですよ。
その繰り返し。ずっと同じこと繰り返して。

S.自分も全然苦じゃないです。楽しんでるっすね。

Q.SIN-NO-SKEはバックDJで気をつけてる部分はなに?
最近はうしろでマイクも握ってるけど、それはマスの提案?


S.出音っすかね。色んなタイプのトラック使う事が多いんで。
この曲はBeatでまず持ってくとかこの曲はリリックをばっちり聞いてほしいとか、、。
マイクはマスさんの提案です。最初は正直乗り気じゃなかったんですけど、その方がバックDJやるのにもノリが出るし、
ライヴとしても盛り上がるかなって。それにリリック大体覚えてたし、マイク握ってからは割とすんなりやってます。
あとは抜きと差し。

Q.パレードツアー思い出深い場所ある?

S.新潟の旅館ヤバかった 笑。宿の部屋の中に蝉がいた。

M.新潟は楽しかったですね。旅館とかぼろすぎてやべーみたいな。お化け屋敷みたいな。次の日長岡いって酸欠みたいになって。
客とかも少なかったりとかもあるし、けど逆にけっこうあがってくれるところとかもあったし、
行って楽しいか楽しくないかていうより。ライブでがっつりあがってくれればやっぱり楽しいし。
まあでもけっこう沖縄、鹿児島とか。俺は改めてISSUGIくんの力量とか感じましたね。
俺がISSUGI君の前にライブやって、人もあんまりでも集まってくるんですよ。
俺はまだ1枚だし。1枚アルバム出したラッパーと4枚出したラッパーの差ってのを俺は凄い思う。

Q.ラップアルバムだして変わったでしょう?ビートアルバムのみの頃とは。

M.ラップの方がプロップスっていうかレスポンスは早いですね。ビートだと少数っていうか遅いっていうか。
ビートアルバム出してDJで呼ばれても、自分の曲なんか俺はかけないから。
ノスケとかのDJはやるたんびに危なくなってる。うん。

S.完全にマスホールの影響ですけどね。ヤワな曲かけらんねーみたいな。

M.ISSUGIくんとも話しててそういう感じになるっすね。

S.そういってもらえると嬉しいですね。

Q.嫌になった時期とかない?自分の聞いてるヒップホップは誰も聞いてくれないし、理解もされないみたいな。

S.全くないわけじゃないですけど自分の場合、最初から一人で自分の感覚を頼りに聴いてたって感じなんで
何かよくわからない自信みたいなのはありますね。これだろみたいな。

M.でも地方とか行ってもノスケバックDJだけどDJプレイ聞いて、シンノスケと同世代のやつがレスポンス返したり。同じ年のやつで繋がったり。そういうのも凄い増えてきてるから、そういうのはお父さん的な感じで見ちゃいますね。えがったえがった。

S.一歩、県外とか出てみると同世代で自分と同じような聴き方してる人とか案外いて上がりますね。
マジかよこの曲聴いてたのかよ!とか。逆に全然違う経路で繋がったりもあったり。刺激になりますね。

Q.今回のMIXのテーマは自分のルーツ的なのでやりたかった?

S.そうですね~。80’s,90’sも最近のトラップやグライミーなのも好きなんですけど、
自分の中では2000年代のHIPHOPが黄金期っていうのもあるし、
あと最近聴き返してみると意外と気付かなかったヤバい曲があったりしてそういうのと最近の曲混ぜたらおもしろいかなって。
でそれを詰め込んだ感じですかね。俺の10枚じゃないですけど。もっと入れたい曲もありましたけど。
純粋に自分が聴きたいMixを作りました。昔からそんな感じです。

Q.次はどんな感じでやりたい?

S.特に決めてないですけど冬なんでMellowで渋めなHIPHOPのMixとか?女性も聴けるようなやつ。

Q.ビートは作らないの?

S.MPCを21くらいの時に買ったんですけど今は気が向いたときに作るくらいで、
最近はDJをやらせてもらう機会が増えたので自然とそっちがメインです。同時にいろいろやるのは苦手だったりしますし。

Q."THE DEAL"のジャケの原画を描いてるけど、絵を描いてたのはいつ頃?

S.絵はずっと描いてますね。絵は好きっす。小さいころから家とか学校とかで書いてました。

Q.教科書、落書きだらけのタイプ?端にぱらぱら漫画とか?

S.完全にそのタイプっすね。HIPHOPの入りは音もあるんですけど、グラフィティにもかなり影響されてめっちゃ書いてましたね。
学校の壁とか机とかにも。マジックで。

M.核心掴めました?

Q.やはり孤独だったんだなっていうのは分かった。

S.ある意味孤独だったかも。良い先輩や仲間には恵まれてたと思います。まぁどこにでもいるヘッズだったという事で、、。
バッキンザデイでしたね。


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DJ SIN-NO-SKE / ROUTE 19
route19-jkt_R.jpg
artist : DJ SIN-NO-SKE
title : ROUTE 19
cat.NO. : MNMCD-050
price : 1300(TAX IN)
label : midnightmealrecords
release : 2017

mix by DJ SIN-NO-SKE
mastering by MASS-HOLE
recording by fastriver
artwork by daichi

review:
DJ SIN-NO-SKEによるNew mixがmidnightmeal recordsより発売。
Hard HittinなHiphopDJで知られる自身のNew mixはなんと80's~現行Disco boogie !!

Route 19。それはあの街とこの街を繋ぐライフロード。
幾度となく往復したこの道にカーステから流れる曲は決まってその先に待つ今日の出来事を予言していたかのようだ。
しばしば”酷道”と呼ばれるその道も、このmixをかければ心配いらない。最後の曲が終わる頃、目的地の駅の灯りが見えてくると思う。
真夜中まであと20kmほど。Partyはもう始まっている。アクセルを踏み込む。


COMMENT:
profile:1988年生まれ。地元長野市を拠点に活動を開始し現在も長野で活動を続ける。
Mass-holeのback djでもお馴染み。mass-holeのalbum「PAReDE」特典mixcd "sound check (mayhem of PAReDE)" が好評を博し、
2015年にmidnight meal recordsからmixcd「the deal」を発売。現在はmass-hole&Killin'gのユニット、Kingpinzのback DJも務める音楽を聴くという事は結局その人のセンスを味わうという事だと思う。
DJの場合も同じでそのDJの選択をこれでもかと知る事になる。
おれはSHIN NO SKEのDJが好きだ。
タイムテーブルに書き込まれていたら少しでも聴きたいと思ってフロアに足を運ぶ。
MASS-HOLEのLIVE DJ として知り合ってから地方の色々なClubでそのプレイを聴いてるけど、すぐにこいつが好きなHIPHOPは自分にとっても間違いないものと感じるようになった。
1年くらい前、おれがDJで松本に行った時、SHIN NO SKEが「今日は80sで回すんですよ」と言っていて楽しみにしてたら、案の定よくていつか80sセットでDJをブッキングしたいな と思ってた。そしたらついこないだダイチ君(MidNightMeal)に「SHIN NO SKEの新しいMIX出るんで聴いて下さい、80sです」と渡されてからもう何周も聴いている。またあの曲何?と聞くことになりそうだ。前にBlack Robの曲を教えてもらったみたいに。

-ISSUGI
  1. 2017/08/01(火) 11:57:53|
  2. dullaz interview
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