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I SAW IT

オース!メース!サース!

以前、なくなられた「はだしのゲン」の原作者、
中沢啓治さんの記事を書いた
今回は前回書ききれんかった作品の紹介を書こうと思う

http://midnightmeal.blog46.fc2.com/blog-entry-798.html


以前、書いたとおり、戦争ものというよりは
戦中、戦後の体験や被爆の体験を基にした
作品のイメージが強い中沢さんだが、
それ以外にも名作が多数存在する
しかし、戦争体験ものも「はだしのゲン」以外で
是非、お勧めしたいものがあるので
はじめにちょこっと紹介する

「おれは見た」

短編、平和の鐘シリーズ上・下のどちらかに収録されとったと思う
家族の名前が実名で登場する自伝マンガ、
被爆する手前から東京に出て漫画家になっとるところまで書かれてあるので
はだしのゲンの東京編はこういう感じになる予定じゃったんじゃろう
この短編が元となり、少年ジャンプ誌上でだしのゲンの連載がスタートする
はだしのゲンとちょーっとづつ違うので、
見比べてみると面白いじゃろう
たしか、アメリカで最初に翻訳されて出版された日本のマンガと聞いたこともあるぞ
132583978546913212091_I-SAW-IT.jpg
はだしのゲン好きにはたまらん一本
この作品は去年あたりに出た
「まんが家たちと戦争」というコミックにもおさめられとる。

次はこれ
「ユーカリの木の下で」
NAKAZAWA-eucalyptus1.jpg
軍国主義の小学生の主人公(顔はゲン)が
蜀咏悄 (2)
軍神とあがめられとる軍曹の家に
ぜひ話しを聞かせてくださいと話を聞きに行く、
そこで見せられる写真の数々が
まじでえげつない
生首を持ってほくそ笑む軍曹
まじで悪趣味
image (5)
こんな写真をどんどん自慢げに見せてくる
たまらず嘔吐する主人公
正義の皇軍と信じて疑わんかった主人公に迷いが生じる物語
たしかゲンもはじめは兵隊さんに憧れる小学生じゃった
中沢さんもというか当時の少年たちは
被爆するまではそういう立場だったんじゃろう
そういう目線からも描かれるめずらしい一本

ここからは物語上、戦争体験とは関係のないものを紹介する
「広島カープ誕生物語」
8110380fe1abb0d8030634b61de48934.jpg
いわずと知れた広島が誇る球団、
カープ誕生から初優勝までの物語
少年野球をやってた主人公が
野球選手をあきらめて豆腐屋になり
その夢をカープに託す
そして、チームメイトはそれぞれ
記者、アナウンサー、グラウンドキーパーとなり
広島カープと関わっていくという設定。


つねに最下位争いをしとる
潰れそうになると市民が樽募金をしてくれる
カープが負けた日はくそ機嫌が悪い
買った日は豆腐をタダで配るのでもっとたちが悪い
負けがこむと暴動が起こる
ええ選手は金のあるチームにとられる

という現在とほとんど変わらんカープファンあるあるが盛りだくさん

この作品はamazonなんかで相当な高値がついとるが
新装版で再発。上下巻が一冊になって1600円
「中沢啓治著作集-1-」というタイトルもついとるので
これからどんどん他の作品も再発するんじゃないか?
期待してます

そして最後にこの作品を

「おはよう」
31363387.jpg

この短編集は
おせっかいのバカが総動員

タイトル作「おはよう」は、
ガンにかかっとる主人公が
病気がちの母親のために
学校を休みバイトを掛け持ち、
image (2)
母親には学校に行けと怒られるが、
貯めれるだけお金を貯め死ぬ

他にも、剃刀でお客さんを切り、
それ以来、自信を失った美容師の女の子に
自信を取り戻す為、
毎日自分が練習台になる主人公の話や
(こいつもガンで死ぬ)
image (4)
潰れそうなクリーニング屋の娘のために
道行く人の服を汚しまくる主人公と
その気持ちに動かされる娘の話や
(この主人公は一年間、服役する)

珠玉のエピソード揃いがこの「おはよう」

そのなかでも、お気に入りのエピソードがこれ
「チエと段平」
主人公はチンドン屋の段平、
ある日、道でアル中の父親に殴られている女性チエを助け、
チエに一目ぼれする段平
チエは目が見えないらしく、
角膜手術の費用を稼ぐために必死で働く段平
アル中の父親からチエをかくまい、
デートに連れて行く優しい段平。
段平の姿は見えないが、チエはいつしか段平に
理想の王子様の姿を夢想する。

かなりの金額を稼いだ段平のもとに
チエの親父(アル中)が金の無心に来る。
チエを守るため、段平はチエの親父を撲殺。
自身の親の形見の金歯を抜き(段平はグリル)、
金に替え、チエの手術台を捻出
段平は一年間の服役を終え、
目の見えるようになったチエの元へ

感動の再会か

ここまでもすごいが、さらにすごい展開
チンドン屋で歯抜けのまぬけ
といった感じの段平の姿を見たチエは
「ちかよらないで、あたしの段平さんはあんたみたいな人じゃないんだ!」
のセリフとともに家出。
image[1] (2)
チエは理想の容姿をした男性と交際
こいつが悪いやつで
チエをどっかに売り飛ばそうとしとった
それに気付いたチエは
みかけだけにまどわされた自分を猛省、
段平のもとにもどり、

なんと!
自分の目を包丁でえぐった
「わたしの目はなおさないでおねがい、
これからいつまでもわたしの手をひっぱってくれますか」

圧巻である。

中沢さんの作品は最後のコマが夕日に向かいながら歌う、
といううしろ姿が多い
ここに中沢さんの伝えたいメッセージが
集約されとると思う。
image[2] (3)
蜀咏悄

作風についていろいろ論争がおこるが
読みたいやつはよめばええし、
読みたくないやつは読まんでええ
読ませないようにするやつは死ね!

最後に
「オキナワ」という作品に出てくる主人公の親友
image[4]
黒人版ゲン




それでは
ジャンジャンジャガイモサツマイモ♪




  1. 2014/04/30(水) 02:43:00|
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